やなせたかしさんの詩

今練習中の曲のやなせたかしさんの詩が、奥深く、考えさせられる詩です。

紹介させていただきます。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

希望の歌

 

大きな 白い雲の下  雲の下には山があり

山には若い木があって 風に吹かれて伸びていく

天までとどけと伸びていく

それが希望というものさ それが希望の歌なのさ

 

大きな青い海の上 海の上には島があり

島には若い鳥がいて  翼を風にふるわせる

明日は飛ぶぞとふるわせる

それが希望ということさ それが希望の歌なのさ

 

大きな町の片隅に 一人で暮らす友がいる

友には若い夢があり つらい心に負けないで

元気に口笛ふいている

それが希望というものさ それが希望というものさ

それが希望の歌なのさ  それが希望の歌なのさ

 

 

 

愛するネッシー

 

はにかみ がちな 君 だから 人見知りする君 だから

誰も知らない水の底 こっそり隠れて生きている

ネッシー君 僕は好きだよ 人見知りする 僕と君

青い綺麗な湖で おんなじ夢を話そうよ

 

恐ろしいのは君じゃない 恐ろしいのは人間で

昔かたぎの君なんか とても付き合いきれないよ

 

昔のままの君 だから 進化してない君 だから

こんな汚れた世界では 息苦しいのは無理もない

ネッシー君 僕は好きだよ 人見知りする僕と君

心の中が似ているよ いつか一緒に遊ぼうね

 

ネッシー君 僕は好きだよ 人見知りする僕と君

みんな自由に生きていた あの頃のことを 話そうよ

 

ネッシー君  ネッシー君

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アンパンマンに通じるものがあるように思います。

明るく元気に、それでいて孤独なネッシー君に寄り添おうとする優しい心。

やなせさんの想いを感じて歌いたいと思います。